神戸・ユダヤ文化研究会 2026 年度第1回目の文化講座

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神戸・ユダヤ文化研究会では、2026年度第1回目の文化講座を、対面とオンラインの併用で下記のとおり開催します。
今回は、クロード・ランズマン監督の映画『ショアー』に焦点をあて、大阪大学大学院博士課程の中谷碩岐さんに講演をお願いしています。また、京都大学大学院博士課程の林大地さんから中谷さんの講演に対するコメントをいただきます。中谷さんは昨年7月に充実したブックレット『出来事の記録と生の記憶 クロード・ランズマン『SHOAH』をみる』を編者のひとりとして刊行されています。その内容は下記でご覧いただけます。

https://hdl.handle.net/11094/102323

なお、中谷さんの講演に先立ちまして、『ショアー』の上映を冒頭1時間行いますが、こちらの視聴は対面参加者のみ可能とさせていただきます。オンライン参加のかたはその後のプログラムにzoomから入室をお願いします。多くの参加を呼びかけます。

■ 日時 2026年6月28日(日)
会場:京都大学総合人間学部1B05
プログラム
14時~15時 映画『ショアー』上映
*対面参加者のみ視聴可能です。
15時~15時10分 休憩
15時10分~16時10分
 中谷碩岐さん講演「そのとき、なぜ『SHOAH』だったのか/いま、なぜ『SHOAH』なのか:『出来事の記録と生の記憶:クロード・ランズマン『SHOAH』をみる』を出発点にして」
16時10分~16時20分 林大地さんコメント
16時20分~30分 休憩
16時30分~17時30分 中谷さんのリプライと会場との質疑応答

■ 参加方法
会員および学生・院生は無料。オンライン参加のURLなど、ご参加の詳細に関しては、神戸・ユダヤ文化研究会事務局(jjskoffice@yahoo.co.jp)までお問い合わせください。

■ 場所 (京都大学吉田南キャンパス)
〒606-8501 京都市左京区吉田二本松町
京都大学総合人間学部 1102教室
075-753-6572(細見研究室)
https://www.h.kyoto-u.ac.jp/access1/

会場からのお願い
・発熱時・咳・喉の痛み等体調不良時にはご来館をお控えください。
・入館時には、手指の消毒や施設内での手洗いをお願いします。
・施設内での対人距離については、適度な間隔の確保を図るようにお願いします。
・引き続き、「咳エチケット」にはご配慮ください。

■ 中谷碩岐さんからいただいた講演要旨
クロード・ランズマンによる映画『SHOAH』(1985年公開)は、ナチス・ドイツによる大量虐殺、すなわちホロコーストを主題とするドキュメンタリーであり、ホロコーストの表象をめぐる重要な議論を提起した作品として知られている。しかし、公開から40年以上を経て、時代状況そのものもおおきく変化した2026年現在にこの映画を観るとき、そこには、なお変わることのない重要性が認められる一方で、従来とは異なる強調点から作品を捉え直すこともまた要請されているように思われる。本発表では、発表者らが2025年に公刊したブックレット『出来事の記録と生の記憶――クロード・ランズマン『SHOAH』をみる』を出発点として、「いま、この映画をみること」に関する思考と実践の具体例を紹介しつつ、この主題をめぐる議論を深めたい。

■ 講演者とコメンテイターの略歴
中谷碩岐(なかたに・ひろき)さん
大阪大学人間科学研究科博士後期課程、日本学術振興会特別研究員DC1。専門は20世紀フランス哲学(ジャック・デリダ)、現象学。論文に「前期デリダの現象学受容におけるフーコーの位置付け」ほか、訳書に『カトリーヌ・マラブーの哲学』。修士(人間科学)。

林大地(はやし・だいち)さん
1997年、東京都生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科後期博士課程。専門は20世紀ドイツ思想史(とくにハンナ・アーレント)。著書に『世界への信頼と希望、そして愛――アーレント『活動的生』から考える』(みすず書房)、共著に『1920年代モダニズム詩人と戦後大阪の詩文化』(琥珀書房)。