『ナマール』第8号(2003年)

第8号(2003年10月)全116頁

――【2002 ユダヤ文化講座より】――
『子牛』のまわりにいた人たち――ある歌の来歴をめぐるさまざまな問い
黒田 晴之
ユダヤ系知識人に学ぶ反中心主義
――大江健三郎がゲルショム・ショーレムにみた普遍性と周縁性
高本 美佐子
シャガールの「宗教画」をめぐって
樋上 千寿
――【論文】――
「ユダヤ人」のウクライナ断想 I
赤尾 光春
――【翻訳】――
エトガール・ケレット「絵」「僕の親友」「死んじゃえばいい」
母袋 夏生訳
ロバート・エドモント・オールター
ゲルショム・ショーレム『ユダヤ神秘主義の主潮流』英語版「序文」
小田 直史/細見 和之訳
マイケル・H・フォックス「東住吉事件 これは自白による冤罪ではないのか?」
影浦 亮平訳
――【書評】――
小岸昭『隠れユダヤ教徒と隠れキリシタン』
有木 宏二
ゲルショム・ショーレム『錬金術とカバラ』(徳永恂/波田節夫/春山清純/柴崎雅子訳)
北岡 幸代
教条主義の無理解と思考の多様性
――エンツォ・トラヴェルソ『マルクス主義者とユダヤ人問題――ある論争の歴史(1843-1943年)』(宇京賴三訳)
恒木 健太郎
アドルノ座、そこには徳永恂とハバーマスという星々がまたたいている
――徳永恂『フランクフルト学派の展開 20世紀思想の断想』
影浦 亮平