『ナマール』第7号(2002年)

第7号(2002年10月)全110頁

――【講演】――
星々の友情――ローゼンツヴァイクとベンヤミン
合田 正人
――【2001年度ユダヤ文化講座より】――
精神科クリニックにおける2つのユダヤ性
仲野 實
ヘブライ語のすすめ――ユダヤ人の名前を読み解く楽しみ
池田 潤
反ユダヤ主義の要因を探る――20世紀思想家の問題提起から
佐野 誠
――【論文】――
マラーノ的精神――デリダ『アポリア』を中心に
小岸 昭
必然としての社会批判――シュニッツラーの『婚約者』成立前後をめぐって
北岡 幸代
――【翻訳】――
ユーディット・ヘンデル「息子の墓」
母袋 夏生訳
――【書評特集】――
専門性からの〈撤退〉――小岸昭『マラーノの系譜』
藤原 辰史
山本祐策『ユダヤ人の婚姻』
関根 真保
上山安敏『神話と科学――ヨーロッパ知識社会 世紀末~20世紀』
北岡 幸代
日向ぼっこで、たゆたう戯れとやさしさ 近代・狂気・ユダヤを手がかりに
――仲野實『「近代」を抜ける』
吉田 惠
カール=ビンディング/アルフレート=ホッヘ
『「生きるに値しない命」とは誰のことか』(森下直貴/佐野誠訳著)
恒木 健太郎
――【資料】――
ユリウス・グットマン――ユダヤ教の哲学者(下)
フリッツ・バンベルガー(北岡 幸代/関根 真保/恒木 健太郎/細見 和之訳)