港(ナマール) נמל Port
2014年 第19号
目次
【2014年度文化講座より】
アーレント集中討議、『ユダヤ論集』と映画「ハンナ・アーレント」を中心に
はじめに
黒田 晴之
ハンナ・アーレント集中討議に参加して
矢野 久美子
フランスにおけるアーレントの『イェルサレムのアイヒマン』の受容
景浦 亮平
ハンナ・アーレントと「イスラエルの愛」
――イスラエルにおけるアーレント受容について――
向井 直己
「根源悪」の問題性
――アーレント「アイヒマン論争」をめぐって――
徳永 恂
【2013年度文化講座より】
パウル・ツェランとアラン・レネの映画『夜と霧』
北 彰
【論文】
ツァーラアト(צרעת, ṣāra’at)の聖書翻訳史と人権
――ハンセン病の概念史的問題について――
佐野 誠
消えゆく伝説「さまよえるユダヤ人」を追って
その3 民衆の見た伝説上の「さまよえるユダヤ人」
野口 崇子
【翻訳】
デイヴィッド・グロスマン「ぎゅっと抱きしめて」
母袋 夏生 訳
イツハク・カツェネルソン「バビロンの河のひとりで(4幕による、聖書にもとづく民族の悲劇)第1幕」
細見 和之 訳
【書評】
藤田恭子著『「周縁」のドイツ語文学――ルーマニア領ブコヴィナのユダヤ系ドイツ語詩人たち』
黒田 晴之