『ナマール』第12号(2007年)

港(ナマール) נמל Port 2007 第12号

目次

2007 ユダヤ文化講座より

複製技術時代のユダヤ人・女性・詩人
――エルゼ・ラスカー=シューラーのイメージ戦略――
山口 康子

植民地ブラジルのユダヤ教徒
 ――大西洋貿易と異端審問をめぐって――
乗 浩子

中世セファルディーム社会と種なしパン
――祝祭における法・習慣・伝統――
蓼沼 理絵子

「無国籍避難民処理事務所」所長 Kubotaという人物について
関根 真保

論文
レオ・ベックの福音(書)理解
――『ユダヤ教的な信仰史の源泉としての福音(書)(Das Evangelium als Urkunde jüdischer Glaubensgeschichte)』の分析
畠山 保男

翻訳
アブラハム・B・イェホシュア『老人の死』
母袋 夏生訳

書評
小岸 昭『中国・開封のユダヤ人』
恒木健太郎、細見和之

高尾千津子『ソ連農業集団化の原点――ソヴィエト体制とアメリカユダヤ人』
関根 真保

山口康子『踊る身体の詩学――モデルネの舞踊表象』
細見和之

特集
――私とユダヤ文化――
夏の啓示
季村敏夫

多様な知的好奇心との出会い
島田喜行

ユダヤ的なものへのイマジナリー
小田直史