神戸・ユダヤ文化研究会2021年第1回文化講座 オンライン開催のお知らせ 「東欧ユダヤ七賢人とショアー後のユダヤ教再建」

『ユダヤ人とユダヤ教』(岩波新書、2019年)

神戸・ユダヤ文化研究会2021年第1回文化講座 オンライン開催のお知らせ

このところ思いのほか雨の日が続きましたが、皆さまはお変わりないでしょうか。ワクチン接種が始まったとはいえ、新型コロナウィルスの感染は、相変わらず収束には向かっていません。本研究会の2021年度最初の文化講座も、引き続きオンラインにて開催いたします。
今回の文化講座では、『ユダヤ人とユダヤ教』(岩波新書、2019年)というコンパクトな本を出された市川裕さんに、ご登壇いただきます。
オンラインという形式ではございますが、皆さまのご参加をお待ちしております。

 

日時

2021年6月26日(土)

14:00~15:30 講演
15:30~15:40 休憩
15:40~16:40 質疑応答
17:00~18:30 オンライン懇親会

 

参加方法

※今回はインターネット上のみでの開催です。
※※ご参加の詳細に関しては、神戸・ユダヤ文化研究会事務局( jjskoffice@yahoo.c.jp )までお問い合わせください。

 

参加費

無料 (※今回も暫定的に無料としますが、ご寄付等あれば歓迎いたします)

 

文化講座

講演:「東欧ユダヤ七賢人とショアー後のユダヤ教再建」

講師:市川裕(東京大学名誉教授)

講演要旨:
近代に入ってからユダヤ人とユダヤ教は大きな変化をこうむったが、とりわけ、ショアーはユダヤ教の存続が危惧される悲惨な大事件だった。その最大の被害者であった東欧ユダヤ人の中で、ショアーを生き延びたユダヤ知識人、とりわけユダヤ教正統派の衣鉢を継ぐ人々がどのような戦後を生き、ユダヤ教を再建しようとしたか。その足跡を、リトアニアのユダヤ3博士とタルムード4天王と名付けて、業績を紹介するとともに、ユダヤ教の歴史を貫く特徴を考えてみたい。

講師略歴:
1953年生まれ。東京大学法学部卒、大学院人文科学研究科の博士課程を満期退学。1982~85年にヘブライ大学でタルムードの読み方を学び、モロッコ系シナゴーグの礼拝に親しんで帰国。筑波大技官、講師を経て、東京大学教授を2019年に定年退職。著書に『復刻増補版 ユダヤ教の精神構造』東大出版会2020、『ユダヤ人とユダヤ教』岩波新書2019など。

 

2021年6月5日