出版記念トークイベント(5月6日〈土〉)
『ユダヤ人と自治――中東欧・ロシアにおけるディアスポラ共同体の興亡』(岩波書店)
先日、岩波書店より刊行されました『ユダヤ人と自治』(赤尾光春・向井直己編)の出版を記念して、ささやかなトークイベントを開催したいと思います。
ゲストは、ラビ・ユダヤ教がご専門の勝又悦子さん(同志社大学)、カフカをはじめとするドイツ文学の他、ジェンダー論やメディア論などがご専門の川島隆さん(京都大学)、ドイツ・ユダヤ思想やイディッシュ文学をはじめ多方面で活躍されている細見和之さん(詩人)の三名。
いささか日が迫ってはおりますが、新刊書『ユダヤ人と自治』をきっかけに、ユダヤ、ディアスポラ、民族、共同体、自治などをキーワードに幅広い問題について再考してみたいと思います。
新刊書を読まずともご参加いただけますので、ご関心のある方は、どうぞお気軽にご参加ください(議論に自由に加わっていただけます)。
なお、わずかですが、本の販売(割引あり)も予定しています。
【日時】5月6日(土)19:00~21:30(開場は18:30)
【場所】カフェ・ルーデンス(おもちゃひろば~Toys’ Campus):兵庫県西宮市羽衣町6-4 IB(アイビー)羽衣 201(アクセスは下記参照)
【参加費】1000円(ドリンク&おやつ付)
【定員】10名程度(要予約)
【申し込み先】
cafeludens@gmail.com
070-5350-1972(赤尾)
DMでもOK
【登壇者プロフィール】
◆ゲスト
<勝又悦子>
同志社大学神学部准教授。
専門はユダヤ学、特にラビ・ユダヤ教とその聖書解釈。
2010年エルサレム・ヘブライ大学大学院にてPh.D.(ヘブライ文学)取得。同年、第7回日本学術振興会賞受賞。共著書に、『宗教と対話――多文化共生社会の中で』(教文館)、『生きるユダヤ教――カタチにならないものの強さ』(教文館)など。
<川島隆>
ドイツ文学研究者。京都大学文学部准教授。
専門は、ドイツ文学、ジェンダー論、メディア論。
著書に、『カフカの〈中国〉と同時代言説――黄禍・ユダヤ人・男性同盟』(彩流社)、『NHKテレビ テキスト100分de名著
カフカ「変身」』(NHK出版)など。日本独文学会賞(2011年)、日本オーストリア文学会賞(2012年)受賞。
<細見和之>
京都大学人間・環境学研究科教授。詩人。
ユダヤ関係の仕事に、イツハク・カツェネルソン『滅ぼされたユダヤの民の歌』(共訳、みすず書房)、同『ワルシャワ・ゲットー詩集』(未知谷)など。最新刊に『ニーチェをドイツ語で読む』(白水社)。
◆執筆者
<赤尾光春>
大阪大学文学研究科・関西学院大学文学部 非常勤講師。
専門はユダヤ文化研究。
編著に、『シオニズムの解剖』(人文書院)、『ディアスポラから世界を読む』(明石書店)、『ディアスポラの力を結集する』、共訳書に、『トレブリンカの地獄――ワシーリー・グロスマン前期作品集』(みすず書房、近刊)、ボヤーリン兄弟『ディアスポラの力』(平凡社)など。
<向井直己>
京都大学大学院人間・環境学研究科 特定研究員。
専門は、ユダヤ思想史・ユダヤ学史。
主要業績:”H. Steinthal: A Psychologist of the Jewish People,” European
Journal for Jewish Studies 6-2、「ユダヤ移民とパレスチナ問題」(山室信一他編『現代の起点
第一次大戦』(第4巻)岩波書店など。
<西村木綿>
日本学術振興会特別研究員(PD)。
専門は、近現代ユダヤ史。
主要業績:「両大戦間期ポーランドにおけるイディッシュ世俗学校運動の生成と展開―文化的民族自治、イディシズム、学校共同体」『東欧史研究』第37号、「民族の「自決」とは何か―ユダヤ人「ブンド」の問いをめぐって」『社会思想史研究』第39号など。
【アクセス】
<地図>
https://loco.yahoo.co.jp/place/g-sYwODSvgDrs/map/
▪阪急神戸線「夙川」駅から南へ徒歩2分
夙川グリーンタウン(ダイエーグルメシティ)の南側にある美容室「Ciel(シエル)」横のスロープを降りて左二軒目の建物「アイビー羽衣」2階(「なかた整骨院」の上)。
▪JR東海道本線(神戸線)「さくら夙川」駅から北西へ徒歩7分
▪阪神電鉄本線「香櫨園」駅から北へ徒歩11分
夙川沿いに北上し、「夙川公民館」を過ぎてから左折。「夙川郵便局」沿いの道を直進し、「夙川公園前薬局」の手前で右折。右二軒目の建物「アイビー羽衣」2階(「なかた整骨院」の上)。