神戸・ユダヤ文化研究会 第1回文化講座のご案内
春の終わりを惜しむ間もなく初夏の趣ですが、いかがお過ごしでしょうか。
この度、以下の要領にて、神戸・ユダヤ文化研究会の2016年度一回目の文化講座を開催させていただきます。今回の文化講座では、『ホロコースト後のユダヤ人』(2012)で、ホロコーストを生き延びながらも居住地を喪失したユダヤ人たちの境遇を詳しく研究された野村真理さんにお越しいただき、70年を経た中・東欧ユダヤ人たちの「戦後」について語っていただきます。
●日時:6月4日(土) 開場 13:30
講演 14:00 ~ 17:00
●場所:兵庫県私学会館 206号室(JR元町駅東口より徒歩2分)
住所:〒650-0012 神戸市中央区北長狭通4丁目3-13
TEL:078-331-6623
FAX:078-321-5968
URL:http://hyogo-shigaku.or.jp
●参加費:一般参加者=500円、
会員・学生=無料(※ 学生の方は受付で学生証をご呈示下さい)
●講演題目: 「ホロコースト後のユダヤ人の行方」
●講師 : 野村 真理さん (金沢大学教授)
●講演要旨:第二次世界大戦終結直後のユダヤ人の状況は、一般にはよく知られていない。報告では、ホロコーストを生き延びた彼らは、どこに生活再建の場を求めようとしたのか、国際社会は彼らにどのように対応したのか等をみてゆく。
●講師略歴: 専攻は社会思想史、ヨーロッパ近現代史。著書に、『西欧とユダヤのはざま――近代ドイツ・ユダヤ人問題』(南窓社 1992年)、『ウィーンのユダヤ人――19世紀末からホロコースト前夜まで』(御茶の水書房1999年)、『ガリツィアのユダヤ人――ポーランド人とウクライナ人のはざまで』(人文書院、2008年)、『ホロコースト後のユダヤ人――約束の土地は何処か』(世界思想社、2012年)、『隣人が敵国人になる日――第一次世界大戦と東中欧の諸民族』(人文書院、2013年)など。