ヒレル・ツァイトリンとポーランドにおけるユダヤ神秘主義の再生 第2回文化講座のご案内

ヒレル・ツァイトリンとポーランドにおけるユダヤ神秘主義の再生

暑さも幾分和らいでまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。本年度2回目の文化講座では、20世紀初頭のユダヤ神秘主義に焦点をあてた講演会を開催いたします。今回、京都大学の研究プロジェクトの後援によって、イスラエルから講師としてお招きするのは、近現代のユダヤ神秘主義、および東欧ユダヤ啓蒙の研究で数々の賞を受賞された新進気鋭の研究者、Jonatan Meir先生です。皆様、お誘いあわせの上、ぜひお越しください。

日時:  10月4日(日)14:00 – 17:00
場所:  こうべまちづくり会館2階ホール (高速神戸・花隈駅より徒歩2分)
住所:  〒650-0022 兵庫県神戸市中央区 4丁目2−14
     TEL: 078-361-4523;  FAX:078-361-4546
     ホームページ:http://www.kobe-sumai-machi.or.jp/matisen/
参加費: 正会員=無料、維持会員・一般参加者=500円、
     学生=無料(受付で学生証をご呈示下さい)
講師:  Jonatan Meir准教授 (ネゲヴ・ベングリオン大学)
言語:  英語(通訳付き)
講演題目:ヒレル・ツァイトリンとポーランドにおけるユダヤ神秘主義の再生
後援:  京都大学 人間・環境学研究科 勝又研究室
     科学研究費助成金(基盤A)助成研究 「ユダヤ学史と原典資料の複合研究」

【講演要旨】
本講演は、20世紀初頭のポーランドにおけるユダヤ神秘主義ルネッサンスの一部として、ヒレル・ツァイトリン(1871-1942)という特異な人物に焦点をあてる。近代ユダヤ思想の文脈のなかで彼のメシア的ビジョンを分析し、またウィリアム・ジェイムズ、ニーチェ、アブラハム・ヨシュア・ヘッシェル、マルティン・ブーバーらと彼の哲学を比較してゆきたい。

【講師略歴】
エルサレム・ヘブライ大学およびネゲヴ・ベングリオン大学において研究助手、助教を務めたのち、2011年より現職。専門は東欧ユダヤ史、ユダヤ神秘主義、ハスカラー、ハシディズムおよび現代カバラー。主要著作にRabbi Nahman of Bratslav: World Weariness and Longing for the Messiah (2006), Kabbalah and Exotericism in Jerusalem (2011), Imagined Hasidism: The Anti-Hasidic Writings of Joseph Perl (2013)など。

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※本講演についてのお問い合わせは、
向井直己 (神戸・ユダヤ文化研究会事務局/京都大学人間・環境学研究科)までお寄せください。
Tel: 075-753-6612
mail: mukai.naoki.6a@kyoto-u.ac.jp