「二言語都市ワルシャワをふり返る」講師:西成彦さん 2015年度第1回文化講座のご案内

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神戸・ユダヤ文化研究会
2015年度第1回文化講座のご案内

先ごろ、寒の戻りがございましたが、お変わりありませんでしょうか。
この度、以下の要領にて、神戸・ユダヤ文化研究会の2015年度一回目の文化講座を開催させていただきます。今回の文化講座では「屋根の上のバイオリン弾き」の原作『牛乳屋テヴィエ』をイディッシュ語原文から翻訳された西成彦さんに講師をお願いし、両大戦間期のワルシャワについて、たっぷりと講じていただきます。皆さんのお越しをお待ちしております。

●日時:5月24日(日) 13:30~17:00

●場所:兵庫県私学会館 303号室(JR元町駅東口より徒歩2分)
   住所:〒650-0012神戸市中央区北長狭通4丁目3-13
   TEL:078-331-6623  FAX:078-321-5968
   URL:http://hyogo-shigaku.or.jp

●参加費:正会員=無料、維持会員・一般参加者=500円、
   学生=無料(※受付で学生証をご呈示下さい)

●講演題目:二言語都市ワルシャワをふり返る

●講師:西成彦さん

●講演要旨:1918年のポーランドの独立から、1939年のドイツ軍侵攻までの時期をヨーロッパでは「両大戦間期」と呼ぶ。その時代のワルシャワでは、まだまだイディッシュ語を話すユダヤ人が市内のあちこちでざわめいていた。豊かなイディッシュ文学の発信地でもあった、そんな「両大戦間期」のワルシャワをふり返りたい。
 

※『思想』(岩波書店)の5月号に、西さんの関連エッセイが掲載されました。以下のリンク先で読むことができます。事前にお読みの上、お越しいただければ幸いです。

ワルシャワで再会したニーチェの言葉」(『思想』5月号「思想の言葉」より)

●講師略歴: 1955年生まれ、熊本大学助教授を経て、現在、立命館大学先端総合学術研究科教授。専攻は比較文学で、広くマイノリティと文学の関係を研究しているが、25歳の時に最初に訪れたワルシャワは、第二の故郷だと思っている。おもな著書に、『イディッシュ』『エクストラテリトリアル』(いずれも作品社)、おもな訳書に、ショレム・アレイヘム『牛乳屋テヴィエ』(岩波文庫)、バシェヴィス・シンガー『不浄の血』(共訳、河出書房新社)等。