集中討議:ハンナ・アーレント――ユダヤ論集、映画「ハンナ・アーレント」を中心に

West-German Stamp from 1988

神戸・ユダヤ文化研究会 2014年度 第1回文化講座
新緑のまばゆい季節、いかがお過ごしでしょうか。今回はハンナ・アーレントについて集中して討議します。ふるってご参加ください。
日時:6月7日(土)13:00-17:00

場所:兵庫県私学会館3階303号室(JR元町駅東口より徒歩2分)
〒650-0012神戸市中央区北長狭通4丁目3-13
TEL:078-331-6623 FAX:078-321-5968 http://hyogo-shigaku.or.jp

参加費:正会員=無料、維持会員・一般参加者=1000円、学生=無料(受付で学生証をご呈示下さい)

第1部:講演

矢野久美子さん(フェリス女学院大学国際交流学部教授)
映画『ハンナ・アーレント』では、アイヒマン裁判の報告に対する非難の嵐のなかで苦悩し、思考しつづけるアーレントの姿が描き出されました。映画のなかでは前面には出てきませんが、この思考のスタイルは、彼女のユダヤ人としての経験なしには、生まれ得なかったとも言えるでしょう。本報告では、2013年に邦訳が出たアーレントの『ユダヤ論集』(みすず書房)を中心にして、彼女のライフストーリーにおける「アイヒマン論争」の意味を考えたいと思います。
略歴:やの・くみこ
東京外国語大学ドイツ語学科卒業、東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程修了。現在、フェリス女学院大学国際交流学部教授。著書に『ハンナ・アーレント、あるいは政治的思考の場所』(みすず書房2002年)、『ハンナ・アーレント「戦争の世紀」を生きた政治哲学者』(中公新書2014年)、共訳書に『アーレント政治思想集成1・2』『ユダヤ論集1・2』(みすず書房2002年、2013年)など。

第2部:クロスセッション

・影浦亮平さん:フランスでのアーレント受容
・向井直己さん:イスラエルでのアーレント受容
・徳永恂さん:ドイツ思想の観点から
+矢野久美子さん

【パネル登壇者略歴】
かげうら・りょうへい 京都外国語大学国際言語平和研究所嘱託研究員
むかい・なおき 京都大学人間・環境学研究科特定研究員
とくなが・まこと 大阪大学名誉教授

 

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